2018年6月18日、アフタヌーンティー・ティールーム 東急プラザ戸塚にて、5月に引き続き、香り高いアイスティーの淹れ方をテーマにワークショップが開催されました。
採光の良い店内の客席では、テーブルにセッティングされたグラスたちも光り輝いています。先月と同様に、2種類のティーバッグを使った香り高いアイスティーの淹れ方:オンザロックスのデモンストレーションが始まります。
まずは、紅茶を美味しく淹れるために大切な「分量・温度・時間」のポイントをお伝えします。テキストもあわせてご参照いただきます。
今回は「アールグレイ」、「ダージリン」2種類の茶葉を使うのですが、淹れ方は前回に倣い、2つのグラスで淹れて向かいの席の方と1つ交換し、まずひと口めはストレートで、その後、レモンやミルクを入れた変化などをお楽しみいただきます。
淹れたての紅茶の色“水色”(すいしょく)が「アールグレイ」は紅い褐色、「ダージリン」はオレンジがかった色みに仕上がり、光を透過し美しく輝やいて「綺麗ですね〜!」と大きくうなずかれる方も。美しい水色に、皆さん、しばし見入っておられました。
オンザロックスで淹れた後は、大きいガラスピッチャーで作るアレンジのご紹介です。レモングラスやレモンバーベナ、タイ原産の青い花のハーブ「バタフライピー」などをブレンドした「ブルーハーブティー」を使います。
はじめに「ダブルレモンシロップ」を1瓶、ガラスのピッチャーに空けます。そこに、氷と氷の間にミントを重ねるように入れながら、サイダーを静かに加えていきます。その上から、あらかじめアイスティーにして淹れておいた「ブルーハーブティー」を静かに注ぎ入れます。甘みが付いたものは比重が重く下に沈むため、綺麗なレイヤー(層)ができ上がります。
最後に、少量のレモン汁で溶いたハチミツを加え、まろやかさを出します。そして、大きなスプーンの背でミントをすりつぶすようにしながら、全体をよく混ぜ合わせます。ミントの香りが馴染んで、よりすっきりとした味わいに仕上がりました。
酸に触れると、濃いブルーの色からパープルに変化する「バタフライピー」。淡いパープルにミントのグリーンがよく映えます。試飲をされた皆さまから「美味しい!」、「初めての味だけれど、すっきりしていて、いいですね!」と、嬉しいご感想をいただきました。
次は、一つのピッチャーでふたり分のアイスミルクティーを作る方法のご紹介です。モーリシャス島原産のバニラティーを使った「塩キャラメルミルクティー」。ピンクの岩塩が目を惹きます。温めたピッチャーに熱湯を入れ、ティーバッグを蒸らした後に岩塩と砂糖を入れてよく混ぜ、冷たい牛乳を加えて氷を入れます。厚めにスライスしたバナナを入れると、ちょっとしたデザートティーとしても楽しめます。
ティータイムは、3種のスイーツ盛り合わせに、ダージリンのホットティーを合わせてお楽しみいただきました。召しあがっていただきながら、6月のクラフティレシピカードで紹介している「マチェドニアアイスティー」を試飲していただきました。
最後は、アイスクリームやヨーグルトに混ぜても美味しい「ティーパウダー」の活用術をお伝えして、6月の開催は終了しました。
店長(左)とスタッフは、この日のために「ブルーハーブティー」の淡いパープルをイメージした装いでおもてなし。終始笑顔で、お客様との会話も和やかに、皆さまゆったりとお過ごしいただきました。 アイスティーをテーマにしたワークショップは、この後も続きます。8月はオンザロックスの応用編、アイスミルクティーの淹れ方をご紹介します。
- 記事中に登場する季節のテイクアウトアイテムは、数量限定のためなくなり次第終了となります。