2018年2月27日(月)、アフタヌーンティー・ティールーム玉川高島屋S・Cにて「いつものミルクティーを、春に向けて軽やかに楽しむ」をテーマに、スペシャル版のTEAワークショップが開催されました。

味わいの印象を自由に書き込める、専用のシートをご用意。その時の自分の好みや、はじめて出会う味の発見などを書いていただけます。

はじめに、店長含めワークショップを進行するメンバーよりご挨拶。
続いてお客さまからも、「お好きな紅茶」、「今、気になっている紅茶」などを自己紹介と共にお話していただきました。皆さま、ミルクティーに興味深々です。

まずは、ミルクティーに向く茶葉としておすすめしている「イングリッシュミルクティーブレンド#35」を、ティーカップにたっぷりと味わっていただくため、6名様分を一気に淹れるデモンストレーションを。「#35」には、「ブランド創立35周年に生まれたアニバーサリーブレンド」という意味合いが含まれており、2016年に登場したブレンドティーです。どなたでも飲みやすいミルクティー向きの茶葉を・・との想いで考案されています。

常温にしたミルクも待機中。

沸騰したての熱湯を使い、淹れ方をお伝えしながら一気に淹れていきます。蒸らし時間はやや短めに。800mlの紅茶を、茶こしを使って大きめのティーポットに一気に移すので、こしている間にも茶葉が蒸らされることから、早めにこすようにします。

ひとくちめは香りを楽しみながら、ストレートで味わっていただきます。 心地よい渋みがありながら、やさしい飲み口なのは、セカンドフラッシュのアッサムCTC(※)とケニアがブレンドされているからです。甘い香りと軽やかに広がるコクを、「うんうん」と大きく頷きながら堪能される方も・・

  • CTC茶葉:Crush(押しつぶす)、Tear(引き裂く)、Curl(粒状に丸める)製法で作られた茶葉

その後、ミルクを入れて味の変化を楽しみます。皆さま、紅茶を一気に淹れるポイントなども参考に、味の印象を書き留めていらっしゃいました。

次に、春に向けたミルクティーの楽しみ方として、「イングリッシュミルクティーブレンド#35」をベースに、フレーバーティーを2種類合わせて一緒に蒸らす方法をご紹介。
ティーバッグで美味しく淹れるコツもお伝えします。

温めたガラスのポットに必要な分量の熱湯を注いで、ティーバッグを入れます。熱湯に浸かるように、ティースプーンで軽く手助けします。ティーバッグ1個に対し茶葉は3g入っているので、2個以上を蒸らす場合は、ガラスのポットを温めたら直ぐに必要な分量の熱湯を入れ、その後にティーバッグを入れて、熱湯の量が不足しないようにします。
こうすると、苦みや渋みが出過ぎず、美味しい紅茶が淹れられるのです。

テトラ型のティーバッグの中で、茶葉がジャンピングしながら、ゆっくりと旨みをお湯に移して行く様子を見ます。蒸らし終えて時間がきたら、ティーバッグを静かに引き上げます。

アールグレイと合わせたタイプ、アップルティーと合わせたタイプそれぞれを、小さなグラスに注ぎ分けてサーブします。柑橘やりんごの香りが重なると、いつものミルクティーが、ほんのりさわやかなミルクティーに!ちょっとした華やかさも感じられます。

そしてもう1種類、ダージリンと合わせたタイプも淹れて、計3種類の飲み比べをしていただきました。

それぞれの組み合わせの、ミルクを入れた時の味の変化もお試しいただきました。さて、どのタイプが好みでしたでしょうか。

皆さまに聞いてみたところ、アップルティーと合わせたタイプが、甘い香りとの一体感が好評で一番人気となりました。

最後は皆さまでティータイム。
人気のアップルパイに苺のトライフル、そしてスコーンに苺のローズジャムとホイップを合わせたスイーツの盛り合わせがサーブされました。紅茶はオレンジカモミールを。
スイーツも撮っていただいて、嬉しい限りです。

「オレンジカモミール」は、カモミールとオレンジピールをミックスしたフレーバーティーで、ベースの茶葉はスリランカのキャンディとダージリンがブレンドされています。フレーバーのイメージは、甘さのあるミカンとパイナップル。早春を思わせる、明るいオレンジの水色(紅茶の色)は、スイーツとも好相性でした。

スイーツを召し上がっていただきながら、最後にアレンジをご紹介。苺をハチミツでマリネして、アップルティーに合わせます。フレッシュフルーツをハチミツと和えると、フルーツの果汁が自然に引き出されてシロップが出来上がります。苺なので赤いシロップに!
甘酸っぱい苺と、ハチミツのほのかな甘さがお互いを引き立てます。
自然な甘みが美味しい、季節ならではのアレンジをお楽しみいただきました。