2019年3月18日、アフタヌーンティー・ティールーム 丸の内新丸ビルにて、生活の木とのコラボレーションによる「ハーブと紅茶の相性」をテーマにTEAワークショップのスペシャル版が開催されました。

今回は、紅茶と相性のよいハーブを茶葉に混ぜる「ミキシング」を体験した後に、「美味しく淹れる」実践をしていただいて、ご自身で淹れた紅茶を飲みながらティータイムをお楽しみいただきます。

はじめに店長よりご挨拶。全体の流れをご案内した後、ご参加の皆様よりご自身の好きな紅茶や、生活の木・ハーブにまつわるお話などを交えて自己紹介していただきました。中には、生活の木に長年通われているというファンの方も。皆さんハーブと紅茶の組み合わせに興味津々です。

定番紅茶の2種類によく馴染んで、お互いの美味しさを引き立てあうハーブを、それぞれピックアップします。まず「アフタヌーンティーブレンド」には、エルダーフラワー、カモマイルジャーマンなど花のハーブを組み合わせて、甘い香りが立ちのぼるミキシングティーに。もう一方の「ダージリン」には、ペパーミント、レモングラス、マルベリーなどグリーンのハーブを組み合わせて、すっきりとさわやかなミキシングティーをご紹介して行きます。

まずは、定番紅茶の代表である、リーフのアッサムにニルギリをブレンドした「アフタヌーンティーブレンド」と、セカンドフラッシュ(夏摘み)の茶葉のみを使用した「ダージリン」の味わいを知っていただくために、「美味しい淹れ方」を店長がデモンストレーションでお伝えします。

大切なのは温度と分量、時間です。沸かしたての熱湯を使って、熱湯の分量に見合う茶葉の量を計り、ふた付きのポットでしっかり蒸らします。そして、茶こしで最後の一滴:ベストドロップまでこすようにします。

それではいよいよ、ハーブを合わせたミキシングティーの試飲に移ります。
茶葉に混ぜるハーブの分量を、ティースプーンを使って確認します。花のハーブは軽く1杯。グリーンのハーブは、種類によって加減して調整します。レモングラスは酸味がしっかりしているので少量に…。配分のポイントに、皆さん集中します。

続いて2種類のミキシングティーの淹れ方をデモンストレーション。花のハーブの組み合わせは香り高くふくよかな味わいになり、グリーンのハーブを組み合わせると、すっきりとしたさわやかさが際立って、どちらも個性が引き立ちます。

ハーブがもたらす紅茶の味の変化を、皆さんじっくり体感します。試飲して、6名様全員が「アフタヌーンティーブレンド」と花のハーブの組み合わせを選びました。

あらかじめ計った茶葉にハーブを取り合わせて、美味しい淹れ方の実践がはじまりました。
ガラスのポットを温めた熱湯をティーポットに移したら、ミキシングしたハーブと茶葉を入れて熱湯を注ぎふたをして蒸らします。ガラスのポットの中で、エルダーフラワーはじめ、3つの花たちが紅茶の中で膨らみながら浮遊する姿を、じっと見守ります。

タイマーがなる前に、茶こしを湯通しして、金属特有の触感を和らげます。時間が来たら、茶こしで最後の一滴:ベストドロップが落ちるのを待ちます。ティーポットに移し終えたら、ティーカップに注いで淹れたてをひと口、味わいます。

ほっとリラックスする、優しく甘い香りに満たされながら、「ダージリン」のミキシング用のグリーンのハーブをお持ち帰り用として袋に詰めてティータイムに。

「海老とアボカドの13穀米サラダちらし」をハーフサイズで召し上がっていただいた後に、「つぶつぶ苺のミルキースフレ」と「苺とマスカルポーネのパフェ」(共にハーフサイズ)の盛り合わせをお楽しみいただきました。

召し上がっていただきながら、シーズンで販売している紅茶:ピーチアールグレイとハイビスカスベリーティーをそれぞれ、りんごやグァバ、オレンジなどのホットジュースで割って、試飲していただきました。甘酸っぱさが好評なアレンジです。ハイビスカスベリーティーには、ローズヒップとハイビスカスのハーブが使われていますので、生活の木のハーブから、こちらのハーブもお持ち帰りいただきました。

いつも飲んでいるお気に入りの紅茶も、ハーブを合わせることで味わいが華やかに変化して、季節のアレンジとしてもお楽しみいただけるミキシング。アイスティー向きのミキシングも面白そうです。

生活の木とのコラボレーションによるTEAワークショップ。ご参加いただいた皆さまに、ご好評いただきました。またの機会に、別のアレンジをご紹介できたらと思います。

次回は5月開催からのスタートとなります。どうぞお楽しみに…。