紅茶を通してティールームが続けてきたこと。
「午後のお茶をゆっくりと楽しむ心のゆとり。お茶とともに過ごす豊かな時間の提案」。
1981年のオープン時から大切にしてきた変わらないテーマです。
それを体現したのが、カップにたっぷり2杯半分のポットに入った紅茶。
ティーバッグがカップに入って出てくるのが主流だった時代に、
ポットでサーブされる手法はとても真新しかったようです。
そして、いまも、変わらずにそのスタイルを守り続けています。
アフタヌーンティーが大切にしていること。
〔スタッフが1杯ずつ丁寧に〕
ご注文ごとに、茶葉から丁寧に淹れ、一番美味しい濃さで茶葉をこして提供する「レディメイドスタイル*」なので、最初から最後まで美味しく。淹れたての香りを楽しんでいただくために一杯目はスタッフが注ぎます。アイスティーも毎日茶葉から淹れています。
- 一部店舗では、変化を楽しむ「リーフインスタイル」で。
〔茶葉選びと茶葉の鮮度〕
アフタヌーンティーでは同時に数十種類もの茶葉を取り扱いません。なぜなら、お茶は鮮度が最も重要だからです。世界中の産地から、季節に合わせて良質な茶葉を厳選し、賞味期限は一般的に2〜3年のところ、1年〜1年半に設定しています。
〔アレンジを楽しむ“Crafty”〕
お茶にフルーツやシロップ、ハーブ、スパイスなど、いろいろな素材を組み合わせ、アレンジして楽しむクラフティ。相性だけでなく茶葉選びも重要です。アレンジのレシピカードの発行や、店舗でのワークショップも毎月開催しています。
アフタヌーンティーはオリジナル紅茶の開発に取り組んでいます。
ティールームのお茶はすべて、厳選したオリジナルティー。その中でもこだわりの紅茶をご紹介。
1. 人気No.1「アフタヌーンティーブレンド」
アフタヌーンティーで一番に自慢できる紅茶をつくりたいという想いから、商品開発がスタートしました。紅茶の文化(お茶の時間)を浸透させるためにも、誰からも好まれる味を目指し、ケーキや食事にもよく合い、紅茶だけでも楽しめる味に。また、ストレート、ミルク、レモンと、どんな飲み方もできるクセのない味と香りを求めて試作を重ね誕生し、長く愛されています。
味を守り続けて16年のスペシャリスト
インド在住のブレンダーさん
「アフタヌーンティーブレンド」は人気商品のため、年間で複数回茶葉をブレンドし、鮮度と味や香りのクオリティーを保っています。紅茶は農作物なので収穫の度に少しずつ風味が変化しますが、ベテランブレンダーが、変わらない美味しさを細かく調整しています。世界中の紅茶を知るブレンダーは「アフタヌーンティーブレンドは世界で唯一の味わい」と表現しています。
2.アフタヌーンティーの「国産紅茶」2つのプロジェクト
News1
アフタヌーンティーが岡山県に紅茶農園を始めました!(初収穫予定は5年後)
「紅茶は農である。土に触れずして紅茶は語れない」という紅茶生産者である宮本さんの言葉に共感し、スタッフ自ら茶葉を育てるために、宮本さんが「日本のダージリン」と呼ぶ地に、今年3月「Afternoon Tea TEA GARDEN」をスタートしました。
大雨で極寒の中、スタッフ14名が参加して植樹しました。(沖縄リウボウ・スタッフ)
緑茶用とは異なる種類の「紅茶専用茶樹」を1本ずつ手作業で。(大丸札幌店・スタッフ)
雨が上がり、門出を祝うかのように空には虹が。5年後が楽しみです。(伊勢丹立川店・スタッフ)
News2
スタッフが茶摘みから、お店でご提供まで。国産紅茶が12月に登場!
オリジナルブレンド「リーフトゥポットティーOKAYAMA」を全国店舗で販売。宮本さんが栽培からブレンドを手掛け、スタッフも茶摘みと製茶を手伝いました。
一芯二葉の新芽は柔らかく、簡単につみとれました。(天満屋岡山店・スタッフ)
この土地は強い風が常に流れ茶葉が蒸れずに虫がつきにくいそうです。(アミュプラザ長崎・スタッフ)
紅茶専用種の葉は発酵が早く、りんごのような発酵した香りが!(大丸神戸店・スタッフ)
アフタヌーンティーの紅茶農園は宮本さんにご指導いただいています
紅茶生産者 宮本英治さん
中学時代から紅茶に目覚め、「世界に通用する日本の紅茶をつくりたい」と一念発起。四季の変化が美味しい紅茶をつくる“ダージリン”のような土地を求め、「岡山県新見市大佐」に移住し、紅茶農園をつくる。紅茶専用茶樹の栽培から製茶、ブレンドまでをすべて一人で手掛ける。
標高が高い東向きの急斜面。東からのぼる陽の光と、激しい寒暖差、強い風、麓に広がる雲海は太陽が昇ると霧となり朝夕茶葉を包み、美味しい紅茶が育つ。