【インタビュー】庄島歩音さんのアートで楽しむティーシーズンとクリスマス。アートの裏側を伺いました

さまざまなアーティストを迎えて展開するAfternoon Tea TEAROOM のテイクアウトパッケージ。今回は多彩な活動で知られるアーティストの庄島歩音さんがデザイン。ご本人に作品に対する思いを伺いました。

Afternoon Tea TEAROOM（以下Afternoon Tea）：庄島さんは自然や動植物を描かれるとても美しい作風ですが、描き始めたきっかけは何でしょうか？

庄島歩音さん（以下庄島さん）：ロンドン留学時代に通ったV&Aミュージアムで、タペストリーを始めとする中世のクラフト作品に感銘を受けたのがきっかけです。実用的で装飾的なフォークアートは、純粋な美を追求する美術とは対照的に、とても暮らしに密着していて、限られた環境や材料のなかで楽しみを得るために生まれたもの。そのため描かれているものは日常で目にするものばかり。私が自然や動植物を描くのもその理由です。

Afternoon Tea：今回は10月末に登場する「ティーシーズン」と「クリスマス」の２つの企画でコラボレーションをお願いしました。それぞれのアートはどんなイメージで描かれたのでしょうか？

庄島さん：クリスマスはグリーンと赤をテーマカラーにしつつ、秋冬の植物にフォーカスしました。ティーシーズンはクリスマスとは異なる作品に仕上げたかったので、明るめのトーンにして、軽やかなアートに仕上げました。森のお茶会のような雰囲気を楽しんでもらえたら嬉しいです。

Afternoon Tea：描く上で意識していることはありますか？

庄島さん：あまり動物の感情を描きすぎないようにしています。見る状況によって、それぞれの人が自由に想像できるような表情を描くようにしています。

Afternoon Tea：庄島さんはロンドンに留学をされていましたね。アフタヌーンティーの文化はイギリスが発祥なのですが、ロンドン留学時に紅茶に触れることは多かったですか？

庄島さん：はい。紅茶屋さんがすごく多く、１日に何度も紅茶を飲んでいました。自宅にいる時もみんな大きなマグカップで紅茶を飲んでいたので、とても暮らしに根づいているんだなと思いました。どのデパートにも素敵なカフェがあるので、訪れては優雅なアフタヌーンティーを過ごしていました。ロンドンで食べたスコーンの美味しさも忘れられないですね。クロテッドクリームも日本ではほとんど食べたことがなかったので、とても感動したのを覚えています。

Afternoon Tea：ロンドンならではのエピソードですね。今でも紅茶を飲まれますか？

庄島さん：普段からよく飲んでいます。仕事の合間や子供達を送り出した後など、気持ちを切り替えたい時に飲むことが多いです。紅茶を飲む時は必ずお菓子もセットに。最近は紅茶のアレンジにも挑戦してみたいなと思っています。Afternoon Teaさんのおすすめアレンジはありますか？

Afternoon Tea：簡単なものだとジュースで割ったり、ドライフルーツやシナモンスティックなどのスパイスを入れても美味しいですよ。ミルクティーを濃いめに淹れる時は、ラム酒を少し加えるのもおすすめです。ブランドサイトの紅茶のページでおすすめレシピを紹介していますので、ぜひ見てみてくださいね。

庄島さん：そうなんですね。いろんなアレンジがあって楽しそう。今回コラボレーションさせて頂いた「ティーフォーピースボックス」には、Afternoon Teaさんで販売されているティーバッグが全種類入っているんですよね？1年に１度しか発売されないスペシャルアイテムだと聞いて、こちらもとても楽しみです。

Afternoon Tea：ありがとうございます。ティールームでは、毎年11月1日の「紅茶の日」にあわせて、紅茶を楽しむイベントを開催しています。「ティーフォーピースボックス」は、そのイベントの時だけ販売する限定商品で、毎年楽しみにしてくださっているお客様も多いんです。庄島さんはギャラリーなどで作品を発表もしながら、色々なところとコラボレーションされたりしていますが、これからこんなことに挑戦してみたい！ということはありますか？

庄島さん：大きな作品の制作にチャレンジしていきたいと思っています。例えば図書館や役所など、誰もが気軽に絵に触れられる環境に自分の作品を展示してみたいです。同時に、今回ご一緒させて頂いたAfternoon Teaさんの商品のように、日常の中で楽しめるアートの制作にも積極的に取り組んでいきたいです。