SHOGO SEKINEさんにインタービューをしました。

冬の期間限定のチョコレートや紅茶のパッケージに続き、春のテイクアウト商品のパッケージも、人気イラストレーターのSHOGO SEKINEさんとコラボレーションしたデザインで3/1～順次登場します。

発売に先駆けて、イラストに込めた想いなどをご本人にインタビューしました。

Afternoon Tea TEAROOM（以下Afternoon Tea）：今回のパッケージデザインに込めた想いを教えてください。

SHOGO SEKINEさん（以下SEKINEさん）：桜のデザインは、誰もが一度はやると思いますが、桜の絨毯を見ると上から写真を撮りたくなるあのワクワク感。その桜のもつワクワク感と高揚感をパッケージに封じ込めたいと思い今回描きました。
フラワー柄は、桜との対比もあったので、なるべくカラフルで桜に負けない図案を検討しました。日頃ファッションのお仕事も多いので、どこか無意識に洋服のテキスタイルをデザインしているような気持ちで描きました。カラフルな花柄は見るだけで元気になるので、個人的にも好きなモチーフです。

Afternoon Tea：パッケージの中に、曜日ごとのメッセージを描いていただいている「7days collection」。それぞれのテキストに込めた想いやコンセプトを教えてください。

SEKINEさん：紅茶ともっと身近に暮らしてほしいという気持ちと、忙しい日々の中で紅茶を飲む時間を持ってほしいという気持ちをパッケージに込めました。僕もそうですが良い日も悪い日も毎日色々あります。生きるって大変です（笑）。
そんな日々ですがふと一息紅茶を飲むことで気持ちをリセットして、このアイテムがお仕事、家事、勉強などのお供になれたら嬉しいです。紅茶に助けられた日々が1日でも多くあったら嬉しく思います。

Afternoon Tea：「Once upon a spring day」は、どんな想いがあってこちらのコピーが生まれたのでしょうか？

SEKINEさん：幼少期に海外に住んでいたため、「Once upon a time.」というフレーズにはそもそも親しみがありました。「昔昔、とあるところに」というお馴染みのフレーズなのですが、そこから「とある春の日」という設定が浮かびました。

春の陽気な空気と心地よい雰囲気を花柄を使うことでトータルでとある素敵な春の1日を表現したいと思いました。春は僕も一番好きな季節なのであまり気負いせず取り組むことができました。

Afternoon Tea：関根さんがイラストを描きはじめたきっかけは何ですか？また、今のスタイルはどのようにして生み出されたのでしょうか？

SEKINEさん：元々はグラフィックデザイナーとして数年勤めていたのですが、そこから30歳で急に転身しました。
絵はもともと子供の頃から描くのは好きでしたがそれを仕事にしようという気持ちは29歳までありませんでした（笑）。

無我夢中で毎日走ってきてしまったため、正直今のスタイルがいつ生まれたのか僕もわかりません。好きなもの、ひと、色などをただただ追ってきたら今にたどり着いた感覚です。

日々感覚も変わり、昨日まで良いと思ってたものが急に嫌になったり、嫌だったものが好きになったりします。もっと気持ちが安定したいと思ってしまいます（笑）。

SNS、特にインスタグラムは日々の仕事のアナウンスにも使い、日頃の落書きをアップする最新のポートフォリオとして使っています。見てくださっている方々と気軽にコミュニケーションが取れるので反響がわかりやすいです。

Afternoon Tea：尊敬する（影響をうけた）アーティストや作家さんはいらっしゃいますか？

SEKINEさん：好きな画家にモネ、好きなアーティストにアンディー・ウォーホルがいます。モネはとにかく色使いが好きです。彼の目がほしいくらいです（笑）。ウォーホルは、僕と同じでもともとイラストレーターとして活動し、そこから世界的なアーティストに上り詰めたので、なんか常に気になる存在ですね。

Afternoon Tea：今回のコラボレーションアイテムでお気に入りを選ぶとしたらどれですか？

SEKINEさん：ギフトはもらって嬉しいのは当然で、そこからいかに記憶に残るものになるか。それは味であったり、パッケージデザインだったりします。
今回は全部可愛くできたのですが（笑）、その中でも缶系のアイテムがおすすめです。缶って可愛いと捨てないですよね。とにかく喜んでほしいという気持ちが強ければ、缶ものをおすすめしたいです。

Afternoon Tea：たくさんのお花が描かれた今回のコラボレーションアイテムたち。今年行きたいなと思っているお花見スポットや、これまできれいだったと思う桜の咲く場所、これまで記憶に残っている「お花」にまつわるエピソードがあれば教えてください。

SEKINEさん：お花は常に贈ったり、いただいたりするものなのでとても身近な存在です。
お仕事でも描いたりもしますし、個人的にも描いているのでお花とはもしかしたら切っても切れない縁があるのかもしれません。2017年はお花見に行けませんでした（涙）。2018年は久しぶりにカメラ片手に行きたいですね（笑）。普段東京にいることがほとんどなので、関西方面や東北の桜とかも見に行けたら良いなと思います。